腕時計にまつわる体験談

腕時計にまつわる体験談
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カシオの腕時計を手放した理由

「売るくらいならちょうだいよ」と言う友人に対して「それじゃあ意味がないの」と答えたのは、私はそれを売ってお金を手にしたかったからでした。そのため、友人にタダであげてしまっては、何の意味もなかったのです。そのとき私が売ろうとしていたのは腕時計でした。しかもそれはカシオの腕時計で、私がずっと大切に使っていたものでした。この腕時計は、私が大学生のときにどうしても欲しくなり、毎日のようにコツコツとアルバイトをしてお金を貯め、ようやく自分の稼いだお金だけで購入することのできた、特別思い入れの強いものでした。そんな腕時計を売りに出そうとしていたのは、少しでもお金を作り、それを生活費にまわしたかったからです。このとき私には、まだ1歳の娘がいたのですが、私はシングルマザーとして娘を育てていたため、自分の収入のみで暮らしていかなければならない状態だったのです。そんな中、これまでにもブランド物のコートやバッグなど、いくつかのお金になるようなものを売ってきたのですが、とうとうこのカシオの腕時計しか残っていないところまできてしまっていました。いくら大切な腕時計だといっても、娘との生活には変えられないと思い、これも手放すことに決めました。そんな私の決意を知った友人は、ちょうだいなんていう冗談を言ったことに謝ってくれて、さらにこの生活を応援してくれました。

そうして私は、このカシオの腕時計を売りに出したのです。大学生のときからずっと使っていて、その分ボロボロになってしまっていたため、いうほどプラスにはならなかったものの、少しでもお金があるに超したことはないため、そのまま買い取っていただき、私はお金を手にすることができました。私は今、このようにしながらも娘を育てることができていて、とりあえずは母親の務めを果たすことができていると思います。今は少しばかり窮屈な生活ですが、早く仕事を安定させて、娘に贅沢をさせてあげたいです。娘が大きくなったらカシオの時計、あげたいですね。


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